cGAS-STING軸を標的とする免疫療法の評価に向けた、新たな免疫能を有する前臨床マウスモデル
cGAS-STING軸の調節
AACR 2026
2026年4月21日
背景:サイクリックGMP-AMPシンターゼ-インターフェロン遺伝子刺激因子(cGAS–STING)シグナル伝達軸は、極めて重要な免疫刺激経路であり、腫瘍学において有望な薬理学的標的となっている。腫瘍微小環境内でのこの経路の活性化は、腫瘍関連抗原のクロスプライミングを促進し、エフェクターTリンパ球の浸潤を増強する。 その強力な抗腫瘍活性により、cGAS–STING経路は、がんワクチン、抗体薬物複合体(ADC)などの免疫療法戦略、およびウイルス誘発性悪性腫瘍に対する治療法の開発において、大きな期待が寄せられている。しかし、ヒトとマウスのcGASおよびSTINGには種特異的な違いがあるため、前臨床知見を臨床応用へとつなげることは困難であった。 これまでに、ヒトSTINGのみを発現するモデルが報告されており、さまざまな腫瘍タイプにおけるSTINGアゴニストの活性を調査するための有用なツールであることが示されている。本稿では、ヒトcGASおよびヒトSTINGの両方を発現する免疫能を有するマウスモデル(genO-hcGAS/hSTING)について報告する。
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